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「dstick」を手のひらに乗せてみたところ。この小さなボディ中にCPUやROM、RAMが内蔵されている、れっきとしたAndroid端末だ
「dstick」は、ドコモが販売するスティック型のAndroid端末。ディスプレイやバッテリーなどを搭載していないだけで、構成自体はスマホと大差ありません。この「dstick」は、テレビのHDMI端子に直接挿して、ドコモの「dマーケット」にある「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」という3つの月額課金制サービスおよび、YouTubeやホームネットワーク上の動画を楽しむための専用端末です。
「dstick」単体ではほぼ何もできませんので、「dビデオ」「dアニメストア」、「dヒッツ」のいずれか(もちろん全部でも)、そしてspモードに契約している必要があります。
「dstick」はドコモオンラインショップで購入でき、価格は8925円(税込)ですが、5月31日まではプレゼントキャンペーンが行なわれています。今回、筆者は運良くキャンペーンに当選しましたので、早速試してみました。「dstick」という端末は、いったいどのように使うのか紹介していきます!
Xperia GXの横に「dstick」を置いてみた。「dstick」のサイズは、ちょっと大きめのUSBメモリーといった感じなことがわかる
テレビのHDMI端子に「dstick」を挿しこむ!USBからの給電ケーブルも忘れずに!
「dstick」の先っぽにある端子は、テレビに挿すためのHDMI端子です。下の写真のように、テレビ背面にあるHDMIと書かれたジャックに挿仕込みましょう。その際に忘れがちなのが、「dstick」に給電するためのUSB端子の接続。テレビ本体にUSB端子がある場合はそこから、もし無い場合はアダプターを介してケーブルを伸ばして接続しましょう。準備はこれだけで終了です。
写真はシャープのAQUOSだが、どんなテレビも背面はだいたいこのような感じ。空いているHDMI端子に「dstick」を挿しこもう。その際、外部入力が何番なのかを控えておくと、テレビ側で切り替える時に迷わず済む
USB端子は「dstick」の側面にあるので、付属してくるケーブルでテレビ側のUSB端子と接続する。これをしないと「dstick」に電力が供給されない
初回の起動時に設定ウィザードが表示指示の通りに進めば意外とカンタン!
「dstick」をテレビに接続すると、下の写真のような画面が表示されセットアップの準備が始まります。「dstick」の設定にはスマホが必要なので、用意してから始めましょう。
まず画面の指示に従って、テレビに映っているQRコードをスマホに読ませます。もしQRコードリーダーアプリがない場合は、あらかじめGooglePlayからインストールしておきましょう。QRコードを読むと、GooglePlayから「dstickリモコン」アプリがインストールできます。ここから先は「dstickリモコン」アプリが無いと進みませんので、ここでつまずかないようにしてくださいね。
初回起動時に表示される画面は、文字が多くて面倒な感じがするが、しっかり読んで進めていこう
「dstickリモコン」アプリを起動して、再度QRコードを読ませればペアリング完了!
インストールした「dstickリモコン」アプリを起動すると、アプリの中にQRコードリーダーが自動で開くので、再びテレビに表示されているQRコードを読ませる。これで、「dstick」とスマホの間のBluetoothペアリングが自動で完了する
「dstick」を無線LANにつなぐためのWi-Fi設定を行なおう
スマホとのペアリングが済んだら、Wi-Fi設定画面に進みます。「dstickリモコン」アプリの中に、お手持ちの無線LANルーターにあるWPSボタンを押すよう促す指示が出ますので、「dstickリモコン」側の開始OKボタンと、無線LANルーターのWPSボタンを押します。WPSボタンの位置がわからない方は、無線LANルーターの説明書を見てみてください。
Wi-Fiの設定は、すべて「dstickリモコン」アプリ側で行なう
WPSボタンのある無線LANルーターならWi-Fiの設定もカンタンに!
ここ5~6年以内に購入した無線LANルーターであれば、ほぼ100%付いているのが、Wi-Fi機器との接続を自動で行なってくれる「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」機能。これを使えば、しっかりと暗号化したセキュリティの高い接続を、ルーター側で勝手にやってくれます。
「dstickリモコン」アプリの一番下に表示されている「WPSボタンで接続」(下の写真左側の青い部分)をタップして、無線LANルーターのWPSボタンを押せば、ほんの10数秒でWi-Fi設定が完了します。「dstick」は、説明書に書いてはいませんがバッファロー製ルーターの「AOSS」や、NEC製ルーターの「らくらく無線スタート」にも対応しているようです。実際にNEC製の無線LANルーターの「らくらく無線スタート」ボタンでも問題なく接続できました。
アパート住まいだったりすると、自宅以外の無線LANスポットも多く見えてしまうこともあるので、どれが自宅のルータなのかわからなくなってしまうことも。そんなときでも「WPSボタンで接続」を押して、手元の無線LANルーターの「WPS」ボタンを押せば、安全に接続することができる
無線LANルーターの筐体にあるボタンを探してみよう
上の写真はNEC製の無線LANルーター。NECは独自規格で「らくらく無線スタート」と呼ばれるボタンを用意しているが、WPS規格にも対応しているため、問題なく接続することができる
WPSボタンがない無線LANルーターでも手動でパスワードを入力すれば大丈夫
もし、使っている無線LANルーターに「WPS」ボタンがない場合でも、筐体の裏などに貼ってあるシールに書かれた暗号化キー(パスワード)を手動で入力して、Wi-Fiの設定ができる
(次ページ>>リビングのテレビで「dstick」を使ってみた!)