毎年恒例となっているiPhoneの買い換え。今回は「iPhone 13」のスターライトを選びました。
iPhone 13のスターライト。iPhone 12 Proよりも10グラム以上軽いことが、今のところ一番嬉しいポイントです。
iPhone 11 Pro、12 Proと使ってきて、発表会を見ていたときは13 Proかなぁとぼんやり思っていたのですが、実物の13 Proを見たときに、まずカメラの大きさにびっくり。発表会の映像では感じなかったのですが、実物はカメラの存在感がありすぎました。私はカメラを主張するスマホが嫌いじゃありません。丸いリングでカメラを強調するファーウェイのMate 30 Proは、ほとんど使わなくなったのに手放せないでおります。でも、iPhoneはそういうタイプの端末ではないと思っていたので、ここまでカメラが主張していることに、iPhoneっぽくないなぁと違和感を覚えました。iPhoneはさまざまな機能が、すごく高くもなく、もちろん低くもない絶妙なレベルで搭載され、調和している端末だと思っているからです。
iPhone 13（奥）と13 Proのカメラ部分。13 Proのカメラは厚いですね。また、じっくりスペックを見ていて、13 Proの200グラム超の重さに再びびっくり。12 Proより10グラム以上重くなっており、持ってみると、さらにずっしり感じます。私はケースを着けませんが、ケース分の重さも加わったら大変でしょう。
13 Proのシエラブルー、キラリと光るステンレススチールのフレームは非常に魅力的で最後まで悩みましたが、私にはカメラがハイスペック過ぎる、本体が重すぎると判断し、無印に落ち着きました。無印は12 Proから10グラム以上軽くなっています。ちなみにiPhone 13 miniも考えなくはなかったのですが、老眼が進み、小さな画面の中の小さな文字はちょっと厳しいということで選択肢から外されました。
予約で出遅れてしまったので、iPhone 13が手元にやってきたのは発売から1週間くらい経ってから。まだ2週間くらいしか使っていませんが、印象を申し上げるとするなら、iPhone 12 Proとほとんど変わりない使い勝手、です。ちょっと軽くなったのは嬉しいポイントですが、サイズはほぼ同じなので、取り回しは変わりません。ディスプレイのノッチが小さくなったことが注目されていますが、表示されるアイコンなどは変わらないので、あまり違いを感じません。
望遠カメラがなくなったことについては、少し困るときがあります。たとえば以前は、被写体に影が入らないように2倍ズームで撮影することができましたが、今はそれができません。2倍ズームは食べ物を撮る際に便利だったので残念ですが、要は光源に注意して影ができない位置から撮影すればいいわけです。なお、iPhone 13 Proの3倍ズームは食べ物に近づき過ぎそうだと思っているので、それほど羨ましくはありません。Proシリーズが対応しているApple ProRAWは、12 Proのときも活用したことがありません。
LiDARスキャナもなくなりましたが、これの影響はまだ分かりません。ただの夜景を撮る限りは、全く問題ないようです。
拡大すると三日月だってことが分かるほどくっきり撮れているし花はこのくらい近づいて撮れれば十分だし超広角カメラがあれば風景もバッチリ13 Proシリーズが対応している、10Hzから最大120Hzにリフレッシュレートを最適化するProMotionですが、私の目は並べて比較しない限り60Hzと120Hzのディスプレイの違いを認識できないことが最近分かりましたので、ProMotionに対応していなくても無問題です。また、5コアGPUと4コアGPUの違いも、当然ながら分かるはずもありません。
こうしてみると、私には本当に無印で十分だなと思います。
