これがMate 20 Proに…。
ベルリンで開催中のIFA 2018にて、Huawei(ファーウェイ)は新型モバイル向けプロセッサ「Kirin 980」を発表しました。その特徴はQualcomm(クアルコム)の「Snapdragon 845」を超えるパフォーマンスを発揮していること。
Kirin 980は7nmプロセスで製造されるプロセッサで、内部はCortex-A76 CPUとMali-G76 GPUで構築されています。コア数は8コアで、その内訳は2つのターボ・パフォーマンスコア、2つのロングターム・パフォーマンスコア、そして4つの省電力コアという変わった構成。またRAMも2,133MHzのLPDDR4Xを初めてサポートしています。
そして実際のパフォーマンスでは、現行モデルから20%の高速化と40%の省電力化を実現しています。またゲームプレイでも、Snapdragon 845に比べて22%高いフレームレートと32%低い消費電力を達成しているそう。さらに新設計のデュアル画像処理プロセッサにより、画像処理スピードは46%高速化しています。
そして今流行りのAI(人工知能)用のNPU(ニューラル・プロセッサ・ユニット)をデュアル化することにより、Snapdragon 845やA11プロセッサを大幅に上回る4500枚/sの画像処理が可能になったそう。またCat.21の通信規格に対応し、最大で1.4Gbpsの通信にも対応します。Wi-Fi速度も最高で1,732Mbpsに到達しており、屋外でも自宅でも高速通信が楽しめそうです。
なお、Huaweiは新型スマートフォン「Mate 20 Pro」「Mate 20」の発表を10月16日に予定しており、両スマートフォンにKirin 980が搭載されることは間違いないでしょう。また、HuaweiのサブブランドHonorが投入を予告した「Magic 2」にもKirin 980は搭載される予定です。
Source: The Verge
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