かつて解約の手続きは、契約者本人しか手続きできないのが当たり前でした。
しかし、やむを得ない理由があって契約者が解約の手続きができない場合、家族や親権者など契約者と近しい人であれば解約が可能です。
今回は、auで本人以外が解約するために必要なものと手順をまとめてみました。
auで本人以外が解約するために必要なものauで本人以外が解約するために必要なものや手順だけでなく、委任状の書き方なども解説していきます。
また、契約者が亡くなった場合の解約に必要なものもまとめたので、是非参考にしてください。
auで本人以外が解約するために必要なもの
まず、auで本人以外が解約するために必要なものについて紹介します。
基本的に、解約は契約者本人がauショップに行って手続きをする必要があります。
回線契約を解約する(電話番号が使えなくなる)という手続きですから、万が一契約者の意思がなく行われた場合大きなトラブルに発展します。
そのようなリスクを回避するためにも、auでは解約は契約者本人が行うことを原則としています。
しかし、やむを得ない理由で契約者が解約できない場合は、代理人を立てた手続きが可能です。
原則として契約者本人がauショップに行く必要がある
解約となると回線契約の抹消となりますし、今まで使っていた電話番号が使えなくなってしまいます。
そのため、代理人が解約をして万が一契約者にその意思がなかった場合、大きなトラブルに繋がってしまいます。
だからこそ、auをはじめとするキャリアは契約者本人の解約を原則としているのです。
解約が可能な代理人
一方で、どうしても契約者本人が解約することができない場合は、代理人による解約も可能です。
ただし、代理人として手続きできる人は限られているので注意してください。
上記の人のみ、代理人として解約をすることができます。
契約者本人の本人確認書類(コピー可)
まず、代理人で解約を行う場合に必要なのは契約者本人の確認書類です。
運転免許証など、運転する場合常に所持していなければいけないものもあるので、原本ではなくコピーでも可能です。
契約者からの委任状
次に、契約者からの委任状が必要となります。
委任状のフォーマットは、au公式サイトからダウンロードができます。
次の章の「委任状の書き方」にもリンクを掲載しているので、是非利用してください。
委任状は、契約者の署名と捺印の他に、代理人の住所と氏名、連絡先の記入が必要となります。
代理人の本人確認書類(原本のみ)
次に、代理人の本人確認書類も必要となります。
代理人の本人確認書類は原本のみとなるので気をつけてください。
運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、健康保険証が有効です。
au公式ショップを見る委任状の書き方
画像引用元:
au公式サイトから委任状のダウンロードと記入例を確認することができます。
上記画像の①から④までの書き方を詳しく解説していきます。
auの委任状の書き方①委任状を作成した日を記入
まず、①の欄に委任状を作成した日を記入します。
基本的に委任状は契約者が記入するものなので、日付の記入も契約者が行います。
②代理人に手続きを委任する対象のau電話番号と手続き内容の記入
代理人に手続きを委任する対象のau電話番号を記入します。
解約する電話番号なので、間違えないようにしましょう。
次に、手続き内容にチェックを入れますが、解約の項目がないので「その他」にチェックを入れて括弧内に「解約」と記入してください。
③5G/4G LTEサービスと通信識別機能に関する同意を読んで確認し署名する
③は5G/4G LTEサービスと通信識別機能に関する説明書類を読み、同意したら署名をする箇所となります。
しかし、解約の手続きの場合は、この2つの項目の内容はあまり関係ありません。
チェック・署名なしでも問題はないと思いますが、全て記入していないと受け取らない場合もあるので、念のために確認してチェックを入れて、署名をしておきましょう。
こちらも契約者が記入します。
④契約者と代理人の住所・氏名・連絡先などを記入※契約者は捺印必須
④では、まず契約者の住所・氏名・連絡先・生年月日を記入します。
契約者は捺印必須なので、忘れないようにしましょう。
そして、下部の欄に代理人の住所・氏名・連絡先を記入します。代理人の記入欄はここだけです。
au公式ショップを見るauで本人以外が解約するための手順
auで本人以外が解約するための手順について解説します。
- auショップに行く
- スタッフに代理で来たことと解約したい旨を伝える
- 必要書類を掲示
- 手続き完了
解約は、契約者でも代理人でもauショップで手続きをする必要があります。
そのため、代理人も必ずauショップに行く必要があるということをしっかりと覚えていてください。
手続きには、前章で紹介した書類が必要となります。
必ず全て揃えた状態でauショップに行きましょう。
auショップでしか手続きできない
解約はauショップでしか手続きできません。
これは契約者も代理人も同じです。
必ずauショップに行きましょう。
代理人であることを伝え必要書類を掲示する
auショップに行ったら、代理人であることをまず伝えましょう。
そして、契約者の代わりに解約したいということを伝え、必要書類を見せてください。
その時に、契約者との関係を聞かれると思うので、正直に答えましょう。
不備がなければそのまま解約手続きが行われる
必要書類に不備がなければそのまま解約ができます。
不備があった場合は修正したり、書類を取りに戻らないといけないので二度手間になります。
二度手間はかなり面倒なので、一発で手続きが終わるようにしっかりと書類を揃えていきましょう。
委任状が書けない場合に本人以外の解約はできる?
auを契約しているユーザー本人が委任状を作り、代理人に権利を譲渡すれば、代理人でも解約手続きを進めることができます。
しかし、本人が寝たきりになってしまった場合など、何らかの理由で委任状が書けないケースもあり得ますよね。このようなときはどうすべきなのでしょうか。
結論から言いますと、委任状が用意できない場合でも、代理人が解約手続きを行うことは可能です。
このとき、解約手続きに必要なものは下記のとおり。
解約に必要なもの委任状の代わりに、解約する携帯電話本体と代理人の誓約書が必要になります。
誓約書の様式などは、ネットではダウンロードできません。auショップで書くことになります。
必要な書類さえしっかり用意できていれば、特殊な申請は不要です。通常の解約と同じように手続きできます。
なお、未成年の方は誓約書による解約を受け付けてもらえません。
契約者が亡くなった時の解約はどうする?
病気や海外滞在中など、契約者が解約できないという状況がどのようなものかいくつか予想することはできます。
では、契約者が亡くなった時の解約はどのようにすれば良いのでしょうか。
基本的に手順は通常の解約の手続きと同じです。
そして、契約者が亡くなった場合、解約にかかる費用等はすべて免除されます。
しかし、解約するには前章で紹介した書類以外にも、用意しなければいけない書類があります。
どのような書類が必要なのか解説するので、是非チェックしてください。
契約者が亡くなった時の解約で必要なもの
契約者が亡くなった時に解約で必要なものは下記の通りです。
契約者が亡くなった場合は、au電話機本体が必要になるので必ず持参してください。
そして、契約者が亡くなったことを証明できる書類は下記の通りです。
上記のいずれか1つあれば問題ありませんが、原本での提出が原則です。
これを全てauショップに持って行き、手続きをする必要があります。
体力的にも精神的にも厳しい時期ではあると思うので、落ち着いた時を見計らって手続きを行うと良いでしょう。
ただし、契約中は毎月料金が課金されてしまうので、できるだけ早めの方が良いです。
亡くなったことを証明できる書類の原本の提出が困難な場合はコピーでも可
亡くなったことを証明できる書類の原本の提出が困難な場合は、コピーでも構いません。
au以外にも提出する必要があると思うので、必要な場合はコピーを提出しましょう。
契約更新月でない場合も契約解除料は発生しない
契約者が亡くなった場合の解約は、契約期間中でも契約解除料は発生しません。
完全に契約解除料は免除となります。
au購入サポートの解除料も発生しない
auのスマホを購入する際、大幅な割引を適用したり一括0円で購入した場合は、au購入サポートに加入している可能性が高いと思います。
au購入サポートは、購入後1年以内に解約や機種変更をすると解除料が発生するサポートです。
しかし、契約者が亡くなった場合の解約ではau購入サポートの解除料も発生しません。
auでは契約者本人以外の解約も可能!必要なものを確認して用意を!
最後に、auで本人以外が解約する手順についてまとめます。
auで本人以外が解約する手順auで契約者本人以外が解約する場合、委任状と代理人の本人確認書類が必要となります。
契約者の本人確認書類のコピーも必要となるので、必ず事前に用意しておきましょう。
また、委任状が作成できない場合でも、代理人による解約手続きは可能です。
なお、解約の場合はauショップへ来店する必要があります。
必要書類に不備があった場合、解約の手続きはできません。
二度手間にならないように、しっかりと必要書類が揃っているか、記入漏れはないかチェックしてauショップに行きましょう。