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ひとり暮らしならこれで十分?4000円以下の激安11acルーター

↑『AirStation WCR-1166DS』。実売価格は3800円前後。

 バッファローのコンパクトなWiFiルーター『AirStation WCR-1166DS』は、11ac接続に対応するルーターの中では最安クラスの製品だ。一見ルーターには見えないデザインでインテリアっぽく部屋に溶け込んでくれるので、部屋の雰囲気にこだわりのある人にもオススメできる。

↑『AirStation WCR-1166DS』。アンテナなどの突起のないスッキリしたボディー。

 手のひらサイズということもあり、パッケージも非常にコンパクトなWCR-1166DS。サイズは109(W)×50(D)×110(H)mm、重さは139g。楕円柱のようなデザインで、無骨なアンテナもなくスッキリシンプルにまとまっている。

 ひとり暮らしならこれで十分?4000円以下の激安11acルーター

↑パッケージも小さく、店頭で購入しても持ち帰りやすい。
↑中身は本体と電源アダプター、取り扱い説明書、LANケーブル。
↑セットアップカードが付属し、初期設定のSSIDと暗号化キーが書かれている。

 IEEE802.11acに対応し、5GHz帯、2.4GHz帯それぞれ送信・受信2本ずつアンテナを内蔵している。ビームフォーミング機能も搭載しており、iPhoneなどの対応機種なら常に最適な電波状況になり、通常より電波が強く、速度が速くなる。

 設定はスマホからできるカンタン仕様。付属のセットアップカードにあるQRコードを『QRsetup』アプリを使って読みこむだけで接続が完了する。あとは、『StationRadar』アプリを使えば設定画面にアクセスでき、プロバイダーへの接続設定やパスワードの変更などが行なえる。

↑アプリで設定する用のQRコードはセットアップカードの裏面にある。
↑『QRsetup』アプリでQRコードを読み込む。
↑認識すると、iPhoneの場合はプロファイルのインストールを求められるので許可する。
↑しばらくすると設定が終わり、WiFi接続されている。
↑ルーターの設定は、『StationRadar』アプリを使うとカンタン。機器が自動的に認識され、タップする。
↑ログイン画面が現われるので、初期設定のパスワードでログイン。

 マルチSSIDに対応しているので、iPhoneやPCなら高いセキュリティーレベルで5GHz帯を使用し、ニンテンドー3DSやPSVitaならWEPのような一昔前のセキュリティーレベルで2.4GHz帯を使用するといった活用方法もある。PS Vitaでnasneの映像を見ている筆者にとって、かなり重要な機能だ。

 今回はルーターモードではなく、アクセスポイントモードで接続して利用してみた。筆者宅では“フレッツ 光ネクスト ギガファミリー”を利用して光電話に契約しており、『RT-500KI』というルーターを使わなければならないためだ。

↑その後、ログインパスワードなどを変更し、ルーターモードならプロバイダーへの接続設定を行なう。
↑ルーターモードとアクセスポイントモードの切り替えは背面にある。

 iPhone 6sを使ってSpeedtest.netで速度を計測してみたところ、上り・下りともに約94Mbps止まり。これは有線LANが100BASE-TXで、速度が最大でも100Mbpsしか出ないため。InternetとスイッチングHubの2ポートがあり、どちらも100BASE-TXでの接続となるが、インターネットを楽しむには十分な速度だ。

↑Speedtest.netにて計測。ほぼこの値で頭打ち。なお、時間帯によってはここまで速度は出ない。

 電波の状況も見てみると、こちらはアンテナ内蔵ながら、なかなかの強度だった。これなら、場所を気にせず通信できるだろう。

↑『電波強度チェッカー』アプリを使用して、電波強度を計測。ルーターとの距離は左から約30センチ、約4メートル、約7メートル。

 WCR-1166DSの最大の魅力は、なんといっても価格の安さだ。11ac対応機器が実売で3800円前後と即ポチするレベル。デザイン的にもルーターっぽくなく、インテリアとして置いても違和感がないので、アパートやマンションのワンルームで一人暮らしの人にはオススメ。特にスマホだけしか使っておらずPCにうとい人には、アプリで設定がカンタンにできるので有力な選択肢になるだろう。

■関連サイト 『AirStation WCR-1166DS』製品ページ