You are using an outdated browser. For a faster, safer browsing experience, upgrade for free today.

無段階調光&ダブルランプのモニターライト、軽量でノートパソコンにもいい

 ここ最近、在宅勤務の「照明」を考えるときは、オンライン会議用途にばかり焦点を当てていた。いかに自分の顔を相手に明るく見せるか、ということを考えて室内やデスク周りの環境を充実させてきたのだが、すっかり抜け落ちていたのが「手元」だった。そういえばデスクライトを忘れていたな、と。

 部屋のシーリングライトだけではデスクに十分な光が届かないこともあるし、そうするとモニターの強いバックライトの影響を受けやすくなって目の疲れにもつながる。ほどよくデスク周りを照らすライトがあることで、長時間のデスクワークの疲労を軽減できる可能性があるわけだ。もちろん、手元で書き物や細かい作業をするときにも有効だろう。

 デスクライトを選ぶポイントは、目に優しい自然光に近く、適切な光量に調節できる機能があるか。そして筆者の場合、すでに多くのアイテムがデスク上にあるため、そのスペースを狭くすることなく追加できるかどうか、というのも重要。……というような条件から、モニターの上に載せて使えて、かつ国内サポートも受けられるモニターライト「shapeLed」を選択したのだった。

shapeLedのパッケージ内容固定は「おもり式」と呼ばれる方法。重量のあるストッパーをモニター上部に引っ掛けるだけ

無段階調光&ダブルランプのモニターライト、軽量でノートパソコンにもいい

 特徴的なのは、フロントとリアのダブルランプ構成(どちらもLED)であること。フロント側のライトはモニター面からキーボードの手前あたりまでを照らしてくれるもの。リア側のライトは小さいが、モニターを壁に寄せて設置しているような場合に、背後を照らす形になる。照射範囲はライト本体を回転させることで20度の範囲で調節することも可能だ。

フロントのLED。向かって右側のセンサーボタンでオンオフと色温度の変更、長押しで無段階調光が可能リアのLEDは左右に分かれている。向かって左側のセンサーボタンでフロントと同じように明るさなどを切り替えられる照射範囲は本体を回転させることで調節できるが、給電ポートの都合などから20度までの範囲となる

 リアライトは間接照明として機能することになり、室内照明がない・弱い部屋では、フロント側のライトしかないデスクライトよりも目の疲労がより軽減されるらしい。ただ、筆者が普段仕事しているデスク周りの環境だと、モニターの裏側に壁がないので、残念ながらあまり意味はないのだが……。

 一方で、フロントの柔らかな明るさはすごくいい感じ。平均演色評価数は95Ra以上(太陽光が実際に物体に当たったときの色の基準値が100となる)とのことで、かなり自然光に近いと言っていいだろう。

薄暗い部屋でshapeLEDがオフ(左)のときとオン(右)のとき。手元や周辺の明るさが断然違う

 サイドのセンサーボタンを軽く押せば、この目が疲れにくい自然光から、集中力を高めやすい白色光や、リラックスできる電球色にも切り替えることができる。ボタンの長押しで無段階調光も可能だ。ベストに感じる明るさはその日の天候(窓から入り込む日差しの強さ)や、個人的には気分によっても変わってくると思うので、無段階調光は意外と重要な要素だとも言える。

 そして、ライト本体と固定用のストッパーを合わせた重量が実測約340g(ケーブル含まず)と比較的軽量なのもポイント。デスクトップパソコンのモニターだけでなく、ノートパソコンでも使いやすい。重すぎるライトだとノートパソコンのディスプレイ部分が勝手に倒れてしまったり、余計な負荷がかかって故障につながる可能性もあるので、そういう点でもうれしい製品だ(筆者所有のMacBook Pro 13インチ 2016年モデルだと、経年劣化もあるのか、ディスプレイを一定以上開くとライトの重みで自然に角度が変わってしまうことがあった。機種によるところもありそうだけれど)。

フロントだけをオンにした状態フロントとリアをオンにした状態。フロント・リアを自然光のモードで点灯したときフロント・リアを白色光のモードで点灯したときフロント・リアを電球色のモードで点灯したとき

 ちなみに、Web会議中の顔を照らす用のライトとしても使えれば面白かったのだが、その場合はライト本体を反対向きに取り付けなければならないし、給電ケーブルが上向きになってしまい、見た目ですでに適切な使い方でないことがわかる。そもそも高輝度なLEDが使われているから、顔を明るく見せられるレベルの光量にすると光が目に刺さる感じに……。あくまでもデスクライトとして使うのが正しいだろう。

反対向きに取り付ければフロント側のライトを顔の方に向けられるが、使い方としてはちょっと無理が……
製品名発売元実売価格
shapeLed LED-802ビーエイチジャパン7980円