待望の仮想デスクトップが登場
「Windows 10」で追加された「仮想デスクトップ」は、1つのディスプレイ上にデスクトップを仮想的に複数用意し、用途に合わせてそれぞれのデスクトップを切り替えて使い分けることができる機能だ。
例えば、デスクトップ1には資料とExcelを表示してデータ入力作業、デスクトップ2にはブラウザを複数開いて情報収集、デスクトップ3で画像編集ソフトを開き、デスクトップ4ではSNSをチェック――というように複数のアプリケーションを起動しているときや、異なる作業を同時進行で行っているときに、それぞれのウィンドウを都度切り替えたり、サイズの調整をしたりといった煩わしい操作から解放されるので、とても利便性が高い。
4つの仮想デスクトップを展開したところ仮想デスクトップを開く
仮想デスクトップを展開するには、タスクバー上に表示されている「タスクビュー」ボタンを押すか、タッチパッドを3本指で上にスワイプしてタスクビューを表示する。
タスクビューは、現在デスクトップで開いているウィンドウがを並べて表示し、切り替えられる機能だ。続いてタスクビュー画面の右下に表示される「新しいデスクトップ」を選択することで、新たに仮想デスクトップが作成できる。
タスクビューの画面中央には現在開いている仮想デスクトップのサムネイルが、右下には新規で仮想デスクトップを開くボタンが表示される仮想デスクトップ間で開いているウィンドウを移動する
タスクビューで移動したいアプリを右クリックするか、移動先の仮想デスクトップにドラッグ&ドロップすることで、仮想デスクトップ間におけるアプリの移動も可能だ。
仮想デスクトップ1で表示していたウィンドウを仮想デスクトップ4に移動したところOS Xで既に導入されている仮想デスクトップ機能が、ついにWindowsにも登場ということで、心待ちにしていた人も多いはずだ。仮想ディスプレイの操作はキーボードショートカットを利用するとより便利に使えるので、以下の記事もぜひ参考にしてほしい。
→・Windows 10で追加された「ショートカットキー」を覚えよう
→・Windows 10の新しい「タッチパッドジェスチャー」を使いこなす