性能~最新世代CPUで実用アプリケーションもゲームも文句なし~
今回テストしたdynabook V83は、CPUに第11世代Intel Core i7-1165G7(4コア8スレッド、2.80~4.70GHz、Tiger Lake)を、GPUに3D性能を高めたCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsをそれぞれ搭載。メモリ8GB(最大16GB)、ストレージ256GB(PCIe接続SSD、最大512GB)のWindows 10 Pro 64ビットプリインストールモデルとなっている。
ベンチマークの結果はどうだろうか。⽐較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも用意した。主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。
dynabook V83 | |
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CPU | Core i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.70GHz) |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | LPDDR4X-4266 SDRAM 8GB |
ストレ-ジ | 256GB PCIe NVMe SSD |
ディスプレイ | 13.3型、1,920×1,080ドット |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
サイズ | 約303.9×197.4×17.9mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約979g |
現状の最新世代のCPUということもあり、PCMark 10のパフォーマンスは上々だ。2016年頃のCore i5-6300U搭載機との比較では、1ランク、あるいは2ランク上の性能を叩き出している。とりわけ、昨今の状況から利用することの多い、オンライン会議やクラウドサービスなどに関係するテスト項目を含む「Essentials」のスコアは高く、安心感がある。その他のスコアも十分にハイレベルで、実用性能については文句なしと言えるだろう。
3DMarkによる、主にゲーム向けの3D性能においてもIntel Iris Xe Graphicsの実力をいかんなく発揮している。スコアとしてはエントリークラスのディスクリートGPUと同等で、多くのゲームはスムーズに動いてくれそうだ。ストレージの3,500MB/sを超えるシーケンシャル読み込みも間違いなくシステム全体の体感速度アップに貢献している。