すべてはワンランク上の創作のために。
ASUSが展開しているクリエイター向けエコシステム「ProArt」に、本日新たにハイエンドノートPC「Studiobook 16」と「Studiobook Pro 16」が仲間入りしました。
その名の通り、16インチのフルHD有機ELディスプレイが圧倒的な鮮やかさで目前に迫りつつ、NVIDIAのプログレードGPUが大容量データをさばいていくスピードはまさにプロ仕様。
それこそ万が一パソコンの不具合で作業が滞ってしまった場合、毎時ウン10万円単位の損失が出てしまうようなプロ級のプロに向けた超本格派ノートPCです。
CPUとGPUをお好みにチョイス
「クリエイター」とひとくくりに言っても、映画監督・作曲家・建築家・アニメーター…とそれぞれが多様な創作を行なっていて、多様なツールを使いこなしています。ノートパソコンもまたツールのひとつ。だからこそ、いろんな創作活動のためにいろんなノートパソコンがあって然るべき!とASUSは考えたのだそうです。
そこで「ProArt Studiobook 16/Pro 16」。
見た目は同一、スペックもほぼほぼ同等な「ProArt Studiobook 16」と「ProArt Studiobook Pro 16」ですが、脳ミソ部分であるCPUとGPUとシステム各部の認証レベルが異なります。
いずれのモデルもAMDかIntelのCPUを選べるし、NVIDIA GPUのグレードも選べるので、お財布と相談しながら自分の仕事に最適化したマシンを手に入れられるわけです。「Pro 16」のほうがよりプロっぽい仕様となっていますので、詳しいスペックはASUSの公式サイトをご覧いただければ(Studiobook 16 Intel/AMD・Pro 16 Intel/AMD)。
有機ELディスプレイで色の真価を問う
CPUの性能はもちろんのこと、妥協がないのが色の見せ方。従来のIPS液晶ディスプレイでは表現しきれなかった「true black=真の黒」をありありと見せてくれる有機ELディスプレイ(OLED)は、PantoneとCalmanの両規格でキャリブレーション済みです。
スクリーンの明るさ設定を低くしても画像の鮮やかさが損なわれないので、電気代と目にやさしいのも有機ELの特徴。目にやさしいといえば、ASUSの有機ELディスプレイは青色ダイオードの波長を調整することによってブルーライトをカットしているそうです。
やっとノートPCにも有機ELディスプレイをバシバシ搭載できるようになってきた背景には、どうやら焼き付き対策が整ってきたからのよう。サブピクセルレベルで使用状況をモニタリングしており、「ピクセルシフト」と呼ばれる技術が使われているほか、デフォでダークモードに設定され、5分間以上入力がないと自動的に休止モードに入ります(設定で変更できるそうです)。
「ASUS Dial」がより直感的な操作を可能に
Studiobook 16/Pro 16のもっとも斬新な要素が、このキーボードの左下に見えている「ASUS Dial(エイスースダイアル)」。
今のところPhotoshop・Premiere Pro・Lightroom Classic・After Effectsの4つのAdobeソフトウェアに対応しており、専用のアプリを使ってカスタム設定できるそうです。たとえばフォトショで明るさを調整したい場合、ダイアルをぐりっと回せばシームレス、かつ直感的に数値をコントロールできるんですね。物理的なダイアルがノートPCにお目見えするのはこれが初めてなのだとか。
ついでにトラックパッドの面積が大きくなってスタイラス対応に。ちょっとぐらいの編集作業であればペンタブ要らずです。
さらにクリエイターにとって嬉しいのが「Adobe Creative Cloud」が一定期間だけ無料になるお買い上げ特典サービス。すでにCreative Cloudのアカウントをお持ちの方でもOKで、現存しているアカウントに反映できるそうです。
さらなる進化に期待
選択肢がありすぎて複雑化してきているノートパソコン市場ですが、ASUSのアプローチは一貫していてシンプル。それは、ユーザーの声を吸い上げてより良いモノづくりに反映させるプラスのフィードバックループです。
実際トラックパッドの広さや、今後ASUS Dialがどんなアプリに対応していくかはすべてユーザーの声を元に開発してきたそう。クリエイターによる、クリエイターのための究極のノートPCを目指したASUSのひとつの終着点が、今回のStudiobook 16およびにStudiobook Pro 16でした。
気になるお値段は、ASUSの公式サイトから。
Reference: ASUSImages: ASUS