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Intelの最新CPUを搭載! テレワークも快適にこなせる14型モバイルノートPC 「Latitude 7420」シリーズ

第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載するノートPC「Latitude 7420」

ちょうどよいサイズ感の14型液晶、モバイルも可能

第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載する「Latitude 7000」シリーズには、13.3型液晶を搭載する「Latitude 7320」シリーズと、今回紹介する14型液晶搭載のLatitude 7420シリーズ、そして15.6型液晶を搭載する「Latitude 7520」シリーズがある。

液晶パネルのサイズが大きいほど、デスクトップのサイズが大きくなるのでテキストやアイコンが見やすくなり、作業性が向上する。ただその分ノートPCの重量は重くなるので、モバイルはしにくくなる傾向がある。

Latitude 7420は、3シリーズの中では中間の液晶パネルを搭載し、使い勝手と重さのバランスを取ったモデルだ。14型パネルなら、デスクトップに各アプリを重ねて表示しても視認性が大きく低下することはない。オフィス内での作業性を自宅でのテレワークやモバイル環境でも維持したいなら、この14型というサイズはかなりマッチしている。

ラインナップとしては、ノートPCとしてはスタンダードなクラムシェルスタイルのLatitude 7420と、液晶パネルがヒンジを軸にくるっと360度回転してタブレットスタイルでも利用できる「Latitude 7420 2-in-1」がある。タッチ操作やタッチペンでの操作も可能なので、業務内容としてそういった作業が必要なら2-in-1タイプを選ぼう。今回はスタンダードなLatitude 7420を試用した。

筐体には再生カーボンファイバーを利用した剛性の高い素材を採用しており、パームレストなどにはサラッとした質感の表面加工が施されている。天板には目の細かい格子状にカーボンファイバーがデザインされており、高級感のある作りだ。このタイプのノートPCはモバイルでも利用する機会が多いだけに、洗練されたデザインはその製品を選ぶ理由の一つになる。

キーボードは、約19mm(実測値)のキーピッチを確保しており、各キーはゆったりと配置されている。14型のLatitude 7420の場合、このキーピッチのキーボードを搭載しても左右には約24mm(同)のスペースを確保しており、広いパームレストを利用して快適にキー入力が行えるのが印象的だった。

キーボードやパームレストには、PC内部の熱が伝わってくることはない。発熱の処理が十分ではない低価格ノートPCでは、キーボード面からの放熱によって指先や手のひらが熱を持ち、じっとりと汗をかいて不快になることもある。しかし本機では、そういった状況はまったくなかった。

主なインターフェースとしては、Thunderbolt 4を左右に1個ずつで合計2個装備する。これは40Gbpsという非常に高速な帯域をサポートするインターフェースポートで、周辺機器との接続のほか、ノートPCの充電や液晶ディスプレイへの映像出力も行える。ノートPCの置き場所やコンセント、液晶ディスプレイとの位置関係によって、左右どちらのポートを使ってもよいというのは便利だ。

このほかにUSB対応周辺機器との接続で利用するUSB 3.2 Gen1ポートを1個、HDMI 2.0対応のHDMIポートを搭載する。このHDMIポートとThunderbolt 4を利用する場合、4K解像度でリフレッシュレート60Hzの映像出力が行える。テレワークなどで高解像度な液晶ディスプレイと接続するときに活用したい。

スピーディな顔認証機能、ビデオ会議も軽々こなす

今回試用したモデルには、第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーの中でも上位モデルにあたる「インテル® Core™ i7-1185G7 プロセッサー」が搭載されていた。ストレージは高速なNVMe対応SSDで、容量は256GB。ビジネス用途なら容量的には問題ないだろう。

Windows 10や各種アプリは素早く起動し、各種操作に対する応答性も素早い。MicrosoftのWordやExcelを利用していくつかの書類を作ってみたが、非常に快適に作業を行えた。第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載しているノートPCなら、この辺の操作感はほぼ同じだ。

Intelの最新CPUを搭載! テレワークも快適にこなせる14型モバイルノートPC 「Latitude 7420」シリーズ

日常的に利用されることが多いアプリを使い、一般的な作業性をScoreで計測できるベンチマークテスト「PCMark 10 Extended」の総合Scoreは4364。ミドルレンジのブックタイプデスクトップPCに匹敵するScoreであり、ノートPCの枠にとどまらない高い性能も魅力の一つと言える。

今回の試用機は、カメラがユーザーの顔を認識するだけでWindows 10へのサインインなどが行える「顔認証」機能にも対応している。これは、液晶ディスプレイの上部に搭載されるWebカメラに「IRカメラ」を選択することで利用できるようになる機能だ。

PCの電源を入れてWindows 10を起動すると、ロック画面が表示される。その状態でIRカメラが登録されているユーザーを認識すると、すぐにWindows 10へのサインインを行い、デスクトップを表示して各種作業が行える状態になる。

パスワード入力やPIN入力ではキーボードでの作業が必要だし、指紋認証機能では指先を指紋認証センサーにタッチする必要がある。しかし顔認証では、IRカメラに顔を認識させるだけでよいのが便利だ。また認識速度も速い。1、2秒ですぐに認証作業が終了する。

高速な認証作業は、一旦作業を中止して、その後作業を再開するときにも重宝する。たとえばオフィスや自宅での作業中に離席したり、外出先での作業が一旦終了したときなどには、液晶ディスプレイを閉じてPCをスリープ状態にするだろう。席に戻って作業を再開するときには、液晶ディスプレイを開いてスリープを解除し、ユーザー認証を行って作業中のデスクトップを表示する。

顔認証機能をサポートする本機の場合、液晶ディスプレイを開くとすぐにスリープから復帰して顔認証を行うため、それこそ2秒くらいでデスクトップを表示する。とくにモバイル環境で利用する機会が多く、さまざまな場所でスピーディに作業を再開したいというユーザーに向いている。

またこの顔認証に対応するIRカメラと近接センサーを利用し、ユーザーが近くにいない、あるいは液晶画面を向いていない状況ではロック画面に移行し、作業中の画面を盗み見られないようにする機能などを含む「ExpressSign-in」機能もサポートする。セキュリティを高める上では非常に有効な機能だ。

ビデオ会議ツールの「Microsoft Teams」や「Zoom」なども、問題なく利用できた。ビデオ会議中のCPU使用率は10~15%といったところで、ほかのアプリを起動してその画面を会議中の相手と共有したり、背景を挿し替えたりする機能を利用しても、状況はほとんど変わらない。ビデオ会議中に映像がコマ落ちになったり、音声が途切れることもない。

また高感度の内蔵マイクと「Intelligent Audio」機能の組み合わせにより、ノイズリダクション機能やエコーキャンセル機能も利用できる。相手の声がはっきりよく聞こえるし、相手先にも自分の声がクリアによく伝わる。低価格な家庭用ノートPCでは重視されない部分なので、ビジネスユーザー向けのLatitude 7420らしいコダワリだ。

ビジネスシーンの適性は非常に高く使いやすい

ハードウェアとソフトウェアの両面でビジネス関係の業務やサービス、アプリなどへの対応を強化し、使いやすく進化した最新のLatitude 7420は、スピーディな展開を重視するビジネスマンに最適なノートPCと言ってよいだろう。バッテリ駆動時間も長いので、モバイル環境でも十分に活躍できることは間違いない。

Latitude 7420

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原稿 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部 広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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