株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は9日、は、中堅・中小企業(SMB)のテレワークを簡単・安価に実現するゼロトラスト対応のサービス「Secure Access Gateway」で、「テレワークサービス」、「IPoEインターネットサービス」を提供開始すると発表した。
Secure Access Gatewayは、Gartner社が提唱したSASE(Secure Access Service Edge)フレームワークに沿ったゼロトラスト対応のネットワークサービスを、中堅・中小企業向けに提供するもの。セキュリティ、ネットワーク、マネジメントの各機能を、SMBが導入するのに“ちょうどいい”サービス型で提供するという。
新メニューのうち「テレワークサービス」は、リモートワーク環境の構築に必要なゲートウェイ機能を提供するもの。これを利用すると、利用企業自らがゲートウェイを設計・構築する必要がなくなるため、投資コストを抑えつつ、リモートワーク環境を導入できるとした。
価格(以下、すべて税込)は、1テナントごとに月額1万8700円。
一方の「IPoEインターネットサービス」は、企業の拠点などからインターネットへの接続サービス。パブリッククラウドを拠点から直接利用するローカルブレークアウト、指定したネットワークへの通信だけをVPN経由で社内ネットワークへ接続させるスプリットトンネルといった機能を組み合わせることにより、拠点からのパブリッククラウドの利用が拡大した場合でも、ネットワークの輻輳(ふくそう)を抑えられるとしている。
価格は、1拠点ごとに初期費用3300円、月額費用4180円。
なお、NTTPCでは今後、各種申し込みや管理を、簡単かつ直感的に操作できる「ダッシュボード」、ユーザーのクラウドサービス利用をよりセキュアに実現する「セキュアWebゲートウェイ」などの機能を順次提供する予定。