Geekbench は 5 日、Samsung Galaxy S10 / S20 / S21 / S22 の全モデルを Android ベンチマークのチャートから抹消したと発表した(Geekbench のツイート、Android Police の記事、Android Authority の記事、9to5Google の記事)。
Samsung は Game Optimization Service (GOS) と呼ばれるアプリを用い、ベンチマークアプリ以外のゲームやアプリでパフォーマンスをスロットリングするベンチマーク最適化を行っているとの疑いが出ていた。Geekbench がテストしたところ、これらのモデルで GOS が使われていることが確認されたという。
ユーザーが公開したスロットリング対象アプリのリストは 1 万本近く、非ゲームアプリも含まれているが、Samsung は GOS がゲームのパフォーマンスとデバイスの温度管理を両立させるためのものだとして、非ゲームアプリのスロットリング実行は否定した。今回のフィードバックを受け、ユーザーがゲームアプリのパフォーマンスをコントロールできるようにするソフトウェアアップデートを計画しているとのこと。
Android 端末のベンチマーク最適化は 2013 年に Samsung Galaxy S4で注目され、多くのメーカーが採用していることが判明した。2018 年には Huawei / Honor の端末や OPPO の端末でベンチマーク最適化が発覚して 3DMark のランキングから抹消されており、昨年は OnePlus の端末が Geekbench のチャートから抹消されている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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