大容量化と同時に価格の低下が進み、現在では100GB超えの製品も気軽に購入できる存在になったSDカード。そんなSDカードだが、黎明期からついて回る問題がある。ズバリ“偽物カード”の存在だ。
通販サイトなどでは、かなり以前から有名ブランド品に見た目を似せたコピー品が出回っており、悪質な物はそもそも使用できなかったり、速度や容量がでたらめなものなどが存在する。
偽物だと気付ければ返品することもできるが、見た目が模倣されているために気付かず使い続けてしまうと、ここぞと言うときに壊れたり、メーカーサポートを受けられなくなったりしてしまい大変な目にあいかねない。
偽造品は大抵不自然なくらい安いので、ある程度の目利きなら“この値段は怪しい”という見方ができるものの、単純に正規品の特価販売や値下がりのタイミングである可能性もあり、これをやすやす見逃したくはない。
もちろん模倣されたメーカー側も放置しているわけではないが、流通するすべてのニセモノを把握するにはいたっていないのが現状だ。
今回はSamsungのSDカードを例に、本物のSDカードと“ニセモノSDカード”の見分け方を見てみよう。真贋を見分けるチェックポイントは、①パッケージ、②カード本体の刻印、③実際の転送速度、④実際の記録可能容量の4つだ。