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リーズナブルにダブルレンズカメラが楽しめる「HUAWEI P20 lite HWV32」

ベストセラーを記録したHUAWEI P10 lite

 ここ数年、SIMフリースマートフォンを中心に、存在感を増しているのがファーウェイだ。もともと各携帯電話事業者向けにモバイルWi-Fiルーターなど、データ通信端末を供給することで実績を積み上げてきたが、SIMフリー端末を扱うオープン市場にもグローバル向けに発表されたSIMフリースマートフォンやタブレットを相次いで投入することで、着実に国内市場に浸透してきた。

リーズナブルにダブルレンズカメラが楽しめる「HUAWEI P20 lite HWV32」

 ファーウェイが国内市場向けに販売するスマートフォンには、いくつかのモデルがあるが、軸となるのがグローバル市場向けでもフラッグシップに位置付けられている「HUAWEI P」シリーズと「Mate」シリーズになる。「Mate」シリーズが大画面、大容量バッテリーなどをセールスポイントとしているのに対し、「HUAWEI P」シリーズはコンパクトで持ちやすいサイズ感ながら、高いスペックを実現する方向性に位置付けられている。

 実は、ここ数年、ファーウェイのスマートフォンが国内市場に浸透するひとつのきっかけになったのは、グローバル向けに発表されていた「HUAWEI P8 lite」を2015年10月にワイモバイルが「LUMIERE」というネーミングで販売したことにある。当時はまだSIMフリースマートフォンも現在のような盛り上がりを見せていなかったが、Pocket WiFiなどで関係の深かったワイモバイルのラインアップに採用され、これが予想を大きく上回る販売数を記録した。

 これを受け、ファーウェイは2016年に後継機種「HUAWEI P9 lite」をオープン市場向けに投入し、昨年は2017年モデルの「HUAWEI P10 lite」を販売。「HUAWEI P10 lite」はオープン市場だけでなく、MVNO各社がSIMカードとセットで販売するモデルとしても人気を集め、さまざまな販売ランキングの上位に食い込むなど、SIMフリースマートフォンのベストセラーを記録することになった。

 今回、auから発売される「HUAWEI P20 lite HWV32」は、その後継モデルという位置付けになる。auはすでに今年1月、春商戦向けに「HUAWEI nova 2 HWV31」を販売しており、こちらの売れ行きも好調だったとのことで、連続での新機種投入になった。ファーウェイのラインアップ構成としては、novaシリーズが若い世代のユーザー向けという方向性であるのに対し、HUAWEI Pシリーズは前述のように、Mateシリーズと並ぶフラッグシップモデルであり、世代を問わずにおすすめできるシリーズという扱いだ。

 また、HUAWEI Pシリーズは従来からひとつの世代に複数のモデルがラインアップされてきた。たとえば、昨年の「HUAWEI P10」シリーズの世代では、5.1インチディスプレイ搭載の「HUAWEI P10」、5.5インチディスプレイ搭載「HUAWEI P10 Plus」の2機種がダブルレンズカメラを搭載した上位モデルとして販売されていたのに対し、「HUAWEI P10 lite」は「HUAWEI P10/P10 Plus」のコンセプトを受け継ぎながら、3万円前後という買いやすい価格帯を狙ったモデルだったため、コストパフォーマンスに優れているものの、ファーウェイの十八番とも言えるダブルレンズは搭載されていなかった。

 今回の「HUAWEI P20 lite HWV32」は、今年3月にグローバル向けに発表された「HUAWEI P20」シリーズの普及モデルという位置付けだが、ダブルレンズカメラが搭載されているほか、指紋センサーや顔認証など、上位モデルに迫る機能を搭載しながら、価格は3万2400円(auオンラインショップ/一括払い)に抑えられており、かなりコストパフォーマンスの高いモデルに仕上げられている。