今年も期待できそう! エイサーの新作Chromebook 3モデルまとめ #CES2022
Catalystがまとめた21年世界PC販売台数で前年比21.8%の伸びを見せたAcer(エイサー)。【全画像をみる】今年も期待できそう! エイサーの新作Chromebook 3モデルまとめ #CES2022昔は廉価PCメーカーさんというイメージで、同じ台湾の競合ASUS(エイスース)とデザイン的に被ることも多かったけど、最近は上質なChromebookを世に出していて、上位モデルのChromebook Spin 713から超低価格なChromebook R11まで、着々とレベルを上げてきています。そのAcerが今年のCESで用意したのは、Chromebook Spin 513、Chromebook Spin 315、Chromebook Spin 314という3つの新モデル。CES開幕前に公表しちゃってましたが、これは3機種ともSpin 713ほど高価じゃありません。中のCPUもIntel CoreではなくMediaTekやIntel Pentium/Celeronだからです。Intel、AMD、Nvidiaの最新チップ発表に足並みをそろえる必要がなかったんですね。どれも爆速性能とはいかないけど、Chrome OSはハードが非力でも動作は問題なかったりしますので、名前から受ける印象ほどじゃないはず。3つの新モデルの詳細を見てみましょう。
Acer Chromebook Spin 513
3つのなかで個人的に一番気になったのがSpin 513です。一番高いからっていうのもありますが(599ドル、約6万9000円。Chromebookとしては安くない)、この価格でありながらチップがまさかのMediaTek(メディアテック)。そこでアレ?となりました。なにそれ聞いたことない!っていう人も多いと思いますけど、MediaTek、実はChromebook向けにチップを開発してて、その名前がKompanioっていうんですね(知ってた人には1,000ボーナスポイントね)。599ドルでMediaTekというのは心もとないけど、GoogleのChrome OSは軽いので、OSと大多数のAndroidアプリが遅くならないなら処理性能の数値はそんなに気にしなくてもいいのかなとも感じます。遅くならないなら…ね。ノートPCのCPU性能比較では上位にとんと出番のないMediaTek。Kompanioで大化けするのを願いましょう。いちおうRAMはデュアルチャネルのDDR4X(8GB)、GPUは統合型Arm Mali-G57 MC5。MediaTekで処理がサクサクならSpin 513は機能的にもスペック的にもミッドレンジのChromebookとしては申し分ありません。わけても出色なのが13.5インチ、2256 x 1504、アスペクト比3:2のディスプレイです。ディテールも鮮明な映像が楽しめそう! Spin 713と同じものが搭載になってるなら絶対お得です。ボディはアルミ。上の写真みたいに広げると、パタンとタブレットになるコンバーチブルで、薄さ15.9mm、重さ1.2kg。米国防省の耐久性規格MIL-STD 810H準拠。Acerによるとバッテリーは連続駆動10時間です(プロセッサが省電力なので正直もっと長いのを期待していました)。これは米ギズモード編集部でもあとで試してみますね!北米市場は6月発売、価格599ドル(約6万8600円)から。
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