モビリティ~2in1としては珍しくバッテリを脱着可能~
今回は、Windows 10 Pro 64bit/Core i5-10210U/メモリ16GB/ストレージ256GB(PCIe接続SSD)/12型WQXGA+液晶という構成のモデルを評価した。カスタマイズモデルでは、CPUはCore i5-10310U/Core i7-10810U、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBから選択できる。
本体サイズは約273×209.2×18.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約949g。2in1の変形機構を含めて1kgを切っていることは評価に値する。またA4以下のフットプリント、レッツノート史上最薄の18.7mmを実現しつつも、100kgfの加圧振動試験、76cm落下試験、局部加圧試験をクリアしている点も、頻繁に持ち運ぶマシンとしては安心感が高い。
天板部。レッツノート史上最薄の18.7mmを実現しつつも、100kgfの加圧振動試験、76cm落下試験、局部加圧試験をクリアしている2in1の変形機構を含めて1kgを切っているACアダプタの重量は実測265.5gバッテリ駆動時間はカタログスペックで約11時間。実際にディスプレイ輝度50%でバッテリーベンチマーク「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、6時間58分動作した。ディスプレイ輝度は30%まで下げても室内灯下で十分な視認性が確保できる。
また、2in1としては非常に珍しくバッテリを脱着できる仕様だ。予備バッテリを複数用意すれば、いくらでもバッテリ駆動時間を延長できるとことは、バッテリ脱着可能なレッツノートQV9ならではの大きなアドバンテージだ。
2in1であるメリットは過去に弊誌で何度も紹介しているが、普通のクラムシェルノートPCとしての使い方以外に、ディスプレイを反転させて相手に見せたり、ちょっとした操作をタッチで行なったりと、ビジネスの場面でもいろいろと役に立つ。
バッテリの設計容量は38,150mWh、フル充電容量は38,220mWh「PCMark 10 Modern Office Battery Life」のスコアは6時間58分(ディスプレイ輝度50%時)2in1としては非常に珍しくバッテリを脱着可能。複数バッテリを携帯してバッテリ駆動時間を延長できるメリットがあるそして、12型と一回り小さめの液晶ながら、解像度は2,880×1,920ドットと、一般的なフルHDより一回り以上精細だ。また、縦横比は3:2となっており、A4書類と同等なので、2in1スタイルと相まって、ドキュメントの視認性も高いのがウリだ。別売のアクティブペンを使えば、紙のノートのように利用することができる。
12型のディスプレイは、縦横比3:2となる2,880×1,920ドット