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約5万円で改善!一段上の快適性をマザーボード&ケースのアップグレードで手に入れよう

 ここしばらく、ビデオカードは仮想通貨マイニングの影響もあり、品薄であったり、在庫があっても高値で手が出しにくい状態が続いている。CPUはようやく手に入るようになってきたが、こんな状況ではPCの自作はもちろん、手持ちのPCのアップグレードもままならないではないか!……と嘆いている人もいるかもしれない。少なくともそのうちの1人が筆者である。

約5万円で改善!一段上の快適性をマザーボード&ケースのアップグレードで手に入れよう

 が、しかし、CPU/GPUが手に入らないとしても、より快適なPCにアップグレードする手段はある。自作PCの醍醐味、「一部のパーツだけ交換してアップグレードする」という方法だ。インターネット、クラウド時代の今、何も計算処理の高速さだけがPCパフォーマンスの唯一の指標というわけではない。使い勝手も重要な性能だ。

 たとえば、ストレージやネットワークを今より高速化できれば、総合的にはこれまで以上のPC(または仕事)のパフォーマンスを発揮できるようになる可能性は大いにある。直接的に高性能なストレージやNIC(ネットワークカード)を導入してしまうのもアリだが、もっと基礎的なパーツの「マザーボード」と「ケース」を取り替えるだけでも、今より高いパフォーマンスをゲットできる場合もあるのだ。

 というわけで、筆者の既存のPC環境をベースに、その2つのパーツを自腹で交換して「実用性能」を高めてみることにした。