ASUS JAPANは2月17日、同社が発売するゲーミングノートPCの「ROG Flow Z13」「ROG ZEPHYRUS M16」「ROG Strix SCAR 15/17」シリーズについてその概要を発表した。これはCES 2022で公表されたモデルのうち、日本国内での展開を明らかにしたものだ。
OSは全モデルでWindows 11 Homeを採用し、価格は19万9800円〜(税込み、以下同様)、発売は2月17日から順次行われる。順を追って紹介していこう。
国内発表されたROGシリーズの新モデルゲーミングPC各シリーズのポジショニング13.4型の2in1モデルに生まれ変わった「ROG Flow Z13」シリーズ
ROG Flow Z13は、外付けGPUボックスの「ROG XG Mobile」(GeForce RTX 3080/3070を内蔵)を装着可能な13.4型のモバイルPC「ROG Flow X13」のコンセプトを継承しつつ、従来のクラムシェルタイプのボディーを、タブレットPCとデタッチャブルキーボードの2in1モデルに刷新したのが特徴だ。
デタッチャブルキーボードを装着した状態の「ROG Flow Z13」。そのスタイルは、日本マイクロソフトのSurfaceシリーズと共通だ。キーピッチは約18mm(キートップは約15mm四方)で適度なキーストロークと相まって打ちやすいキーボードを採用するグレアタイプの13.4型液晶ディスプレイと16GBのメモリ(LPDDR5-5200)、約302×204(奥行き)×14.5(高さ)mmというほぼA4ジャストサイズのアルミニウム製ボディー(いずれもタブレット部のみ)は共通だが、搭載するCPUやGPU、画面解像度、ストレージ(M.2 2230)容量が異なる5モデルが用意される。
本体のインタフェースは全モデルでThunderbolt 4×1(USB Type-C)、USB 3.2(Type-A)×1、USB 3.2 Gen2(Type-C/外付けGPUボックスのROG XG Mobile接続端子兼用)×1、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用端子×1、microSDカードスロットを装備する。
約92万画素のインカメラに加え、約799万画素のアウトカメラを内蔵しているのもトピックだ。
別売の外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」を取り付けることで、スリムなボディーを維持しつつハイパフォーマンスを備えたゲーミングPCに生まれ変わる本体背面に無段階のキックスタンドを備え、標準で付属するデタッチャブルキーボード(バックライト対応)はボディー底面のポゴピンで接続される。キーボード部は強力なマグネットで装着され、閉じると液晶面のみ保護する形になる。
また、背面の一部は透明(シースルーウィンドウ)になっていて内部のパーツが見える他、電源オン時はLEDが点灯するギミックも用意されている。
本体背面はキックスタンドになっていて、赤い部分を使って広げる。中央右側にあるのがシースルーウインドウだ通電時は内部のパーツが見えるように光らせることができる。ボディー背面には複数のイースターエッグが仕込まれているキックスタンドを広げた状態。デタッチャブルキーボードは液晶ディスプレイ面をカバーする役割も兼ねる。別売のASUS Penもサポートする左側面にThunderbolt 4と「ROG X Mobile」の接続インタフェースが用意されている。使用時はゴムカバーを外して取り付ける右側は左から電源ボタン(指紋認証対応)、音量ボタン、USB 3.2(Type-A)、3.5mmオーディオの各端子が並ぶ続いて、ROG Flow Z13シリーズの内部を見ていく。
スリム化を実現した理由