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Dynabook、身に着けて運用できるWindows 10デバイス「dynaEdge DE200」発売 製造・メンテナンス・建設などで“現場のDX推進”を支援

身に着けて現場で運用できるWindows 10デバイス

 dynaEdge DE200は、2017年9月に発売して以来、メガネ型ウェアラブルデバイス「AR100」との組み合わせ提案などによって、製造現場やメンテナンス、物流、建設現場など、約500社への導入実績を持つ「dynaEdge DE100」の後継機だ。片手で持ち運べる197×85×20mm、約340gの筐体に、第11世代インテルCoreプロセッサ、Windows 10 Proを搭載。バッテリーの大容量化で、従来比1.3倍となる約7.5時間の駆動時間を実現した。なお、筐体は従来モデルに比べて上下方向に32mm長くなっているが、「幅と厚さは変更しておらず、装着性を維持している」という。

主な仕様軽量・コンパクトかつ堅牢な筐体を実現

 小さな筐体に高性能CPUを搭載することにあわせて、側面吸気、側面排気のエアフロー設計を進化。ホルスターに装着した際の冷却性能を最大化したほか、新設計の冷却ユニットではヒートパイプの採用により、冷却性能を向上。現場での利用に最適化した進化を遂げている。

冷却設計の進化により、コンパクト筐体に最新世代のCPUを搭載

Dynabook、身に着けて運用できるWindows 10デバイス「dynaEdge DE200」発売
製造・メンテナンス・建設などで“現場のDX推進”を支援

 Dynabook ニューコンセプトコンピューティング統括部 ニューコンセプトコンピューティング商品企画部 グループ長の小川岳弘氏は、「現場のDXは、多くの時間や膨大な投資が必要だと考えられるが、dynaEdge DE200によるウェアラブルソリューションを活用することで、1人からでも、1台からでも、身近なところで現場のDXを開始できる。遠隔地と情報共有をしたり、マニュアルを表示したり、認識技術やAIの現場活用も可能になる。現場のさまざまな課題に応えることができるのがdynaEdge DE200。業務効率化と生産性向上にエッジの効いた答えを提案できる」と語る。

Dynabook ニューコンセプトコンピューティング統括部 ニューコンセプトコンピューティング商品企画部 グループ長の小川岳弘氏

 dynaEdge DE200の特徴は、従来モデルから踏襲した前面配置の5ボタンキーだ。ボタンのサイズをひと回り大きくして操作性を向上したほか、上ボタンにはリブがついているため、手袋をつけていても触っただけで方向が確認でき、ウェアラブルユースのさまざまな利用シーンで、簡単に操作が行えるようにしている。

 「従来モデルでは、ボタンにあわせて専用のアプリケーションの作り込みが必要だったが、dynaEdgeコントローラーの採用により、さまざまなアプリケーションのキー操作を設定できる。既存のアプリケーションをウェアラブルで活用したいといったニーズに応えることができる」(Dynabookの小川グループ長)とする。

 ここでは、キー入力操作やマウス操作、ウェアラブルデバイスであるAR100のライトのオン/オフ、メニュー位置の変更、カメラの設定なども行える。

dynaEdgeコントローラー

 また、ロック機能がついた電源スイッチにより誤操作を防止。電源LEDも上端に配置しており、着用状態でも見やすくした。マイク・ヘッドホン端子、電源コネクタ、USB3.1(Gen1)Type-Cコネクタ、USB3.1(Gen1)Type-Aコネクタも搭載している。Type-Cコネクタを使用して、モバイルバッテリーからの給電も可能とした。また、バッテリーは取り外し交換が可能だ。

 現場での利用を想定した堅牢性を実現。外周には衝撃吸収ラバーバンドで保護している。Dynabook独自の品質試験をクリアしているほか、米国防総省のMIL-STD-810Hに準拠したテストも実施する予定だという。

 DE200向けに新たに設計したホルスターなどのオプション製品も充実させている。また、LTE通信モジュール対応モデルを2021年度中に提供する予定だ。なお、AR100も継続的に提供し、DE200との連携提案を行っていく。

AR100