フルカスタマイズ可能なパワフル・デスクトップPC
「Endeavor Pro9050a」は、カスタマイズでさまざまな構成に可能だ。OSのWindows 10 Home/Proはもちろん、プロセッサにRyzen 5 5600X/Ryzen 7 5800X/Ryzen 9 5900X/Ryzen 9 5950Xが選択可能。
ディスクリートGPUはGeForce GT 1030/GeForce GTX 1650/GeForce RTX 3060/GeForce RTX 3070/GeForce RTX 3080/GeForce RTX 3090/Quadro P620(*)/Quadro P1000(*)/Quadro RTX 4000から選べる。なお*印のあるものは在庫限りとなる。
メモリは8GBから128GB。ストレージはSSD/HDDやRAIDをおり混ぜ5台。光学ドライブ。電源は650W/1,000Wなど。これだけ違うと重量はもちろん価格も大幅に変わる。
今回手元に届いたのはほぼ最上位仕様と呼べる構成だ。価格も凄いが、後半のベンチマークテストでは凄まじいスコアを叩き出している。主な仕様は以下の通り。
エプソン「Endeavor Pro9050a」の仕様 | |
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プロセッサ | Ryzen 9 5950X(16コア32スレッド/3.4~4.9GHz/キャッシュ 8MB, 64MB/TDP 105W) |
メモリ | 64GB/PC4-3200 DDR4 SDRAM(32GB×2)/4スロット最大128GB |
チップセット | AMD B550 |
ストレージ | M.2 PCIe Gen4 x4 SSD 2TB、HDD 4TB |
光学ドライブ | Blu-ray Discドライブ |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
グラフィックス | GeForce RTX 3090(24GB)/DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×1 |
ネットワーク | GbE |
インターフェイス | USB 3.2 Gen2(Type-A×1,Type-C×1)、USB 3.2 Gen1(Type-A×6)、USB 2.0×3 |
拡張スロット | PCI Express x16(Gen4)×1、PCI Express x4(Gen3)×1、PCI Express x1(Gen3)×3 (各ボード長312mmまで) |
ドライブベイ | 3.5型HDD/2.5型SSD×4、5.25型×3、3.5型×1、M.2スロット×2 |
電源 | 1,000W |
サイズ/重量 | 約216.8×498.7×470.8mm(幅×奥行き×高さ)/約16.2~17.1kg。 |
税込価格 | 181,940円から(今回の構成で690,690円) |
プロセッサはZen 3アーキテクチャのRyzen 9 5950X。7nmプロセスで2020年11月5日にリリース。16コア32スレッド、L2キャッシュ8MB、L3キャッシュ64MB、TDP 105Wと強力なものだ。先にあげたSKUも含めiGPUは内蔵していない。チップセットはAMD B550。
メモリはPC4-3200 DDR4 SDRAMの32GB×2で計64GB。4スロットあり最大128GBまで対応する。ストレージはM.2 PCIe Gen4 x4 SSD 2TBとHDD 4TB。Blu-ray Discドライブも搭載。OSは64bit版Windows 10 Pro。20H2だったのでこの範囲でWindows Updateを適応し評価した。
グラフィックスは第2世代RTXアーキテクチャのAmpereを採用したNVIDIA GeForce RTX 3090(24GB)。CUDAコア10,496、ブーストクロック1.70GHz、メモリGDDR6X/24GBと非常に強力なdGPUだ。グラフィックスカード電力が350Wとこちらも凄い。外部出力用にDisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×1を装備している。
インターフェイスは、GbE、USB 3.2 Gen2(Type-A×1,Type-C×1)、USB 3.2 Gen1(Type-A×6)、USB 2.0×3。拡張スロットはPCI Express x16(Gen4)×1、PCI Express x4(Gen3)×1、PCI Express x1(Gen3)×3。なお各ボード長312mmまでとなる。ドライブベイは3.5型HDD/2.5型SSD×4、5.25型×3、3.5型×1、M.2スロット×2。電源は1,000W。GeForce RTX 3090のシステム電力要件が750Wなので標準の650Wから変更されている。
サイズ約216.8×498.7×470.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量約16.2~17.1kg。税込価格はWindows 10 Home/Ryzen 5 5600X/16GB(8GB×2)/1TB HDD/DVD-ROMドライブ/NVIDIA GeForce GT 1030 2GB/電源650Wの最小構成で181,940円。今回の構成だと690,690円となる。GeForce RTX 3090だけでも30万円超えるため(価格.com調べ)、高価とは言え、この価格になるのは仕方ないところ。
前面。フルタワーの筐体。赤のアクセントが映える前面(アップ)。Blu-ray Discドライブ、電源ボタン、音声入出力、USB 2.0 Type-A、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)背面。右側面は中央辺りにある青いレバーでロックされているだけなので引くと簡単に外れる背面(アップ)。USB 3.2 Gen2(Type-A×1,Type-C×1)、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)、Ethernet、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)、USB 2.0 Type-A×2、音声入出力横から(左側)。プロセッサの冷却はファン式。ドライブベイもツールフリー。NVIDIA GeForce RTX 3090が巨大。手前も2つのバーで固定しているのがわかる上側面にキャリングハンドル。これがないと設置が結構大変内部(1/2)。M.2スロット、PCI Express x16(Gen4)×1、PCI Express x1(Gen3)×1、PCI Express x4(Gen3)×1、PCI Express x1(Gen3)×2。マザーボードはASUS APB550-TJ内部(2/2)。プロセッサの手前にメモリスロット×4。32GB×2が実装済み電源は1,000WGeForce RTX 3090。ファンが3つで厚みは3スロット分。iPhone 13 Proとの比較からも分かるようにかなり大きい。出力はDisplayPort×3、HDMI×1BIOS/EZ Mode(Boot時[Del]キーで表示)BIOS/Advanced Mode筐体は写真からもわかるようにフルタワー。白ベースに赤のアクセントが映えるデザインとなっている。上部のキャリングハンドルは、これがないとサイズ約216.8×498.7×470.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量約16.2~17.1kgを持ち上げたりするのに結構大変だ。
前面はBlu-ray Discドライブ、電源ボタン、音声入出力、USB 2.0 Type-A、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)。リアはUSB 3.2 Gen2(Type-A×1,Type-C×1)、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)、Ethernet、USB 3.2 Gen1(Type-A×2)、USB 2.0 Type-A×2、音声入出力。Type-Cが1つなのは残念だが、主な用途のストレージが内部に搭載できるので特に問題にならないだろう。GeForce RTX 3090にDisplayPort×3、HDMI×1。
左側面は背面中央あたりの青いバーでロックされており、引くだけで簡単に外すことができる。似たような仕掛けがドライブベイにも採用され、部分的にツールフリーとなっている。プロセッサの冷却はファン式だ。カスタマイズの項目を見る限り水冷式は未対応。手前にメモリスロットが4つあり、今回は32GB×2が実装済みで計64GB。
GeForce RTX 3090はファンが3つ。厚みがあり3スロット占有する。iPhone 13 Proとの比較写真からも分かるように結構大きく、また重い。筐体への固定は手前側2つのバーで動かないようにしているのが分かる。
拡張スロットはPCI Express x16(Gen4)×1、PCI Express x1(Gen3)×1、PCI Express x4(Gen3)×1、PCI Express x1(Gen3)×2。PCI Express x16(Gen4)の横にあるPCI Express x1(Gen3)とPCI Express x4(Gen3)×1はdGPUで塞がれるので実際は使えない。M.2スロットも隣接(写真には写っていないがもう1つのM.2スロットは拡張スロットの下側)。マザーボードは刻印よりASUS APB550-TJとなる。
ノイズは通常用途だと構成の割には結構静かだ。足元に置く限り気にならないと思われる。とは言え、3DMarkなどでフルに負荷がかかると、ファンの数からしてそれなりのノイズが発生する。熱は主に背面側から出るものの少し暖かい程度だった。