「iPhone」を特定の名称のWi-Fiホットスポットに接続させると、Wi-Fi機能が無効になり、再起動しても直らない問題が生じている。
このバグは、「リバースエンジニア」のCarl Schou氏が発見してBleepingComputerが最初に報じたもので、特定の名称のホットスポットに接続しようとする操作に依拠しているという。Schou氏が最初にこの問題に気づいたのは、SSIDを「%p%s%s%s%s%n」と名付けた自身のホットスポットに接続しようとした時だった。
筆者は、「iOS 14.6」を搭載するiPhoneでこれをテストしてみた。すると確かにWi-Fiが無効になり、再起動しても直らなかった。
修正するには、「設定」>「一般」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」にアクセスする。
その後、ネットワーク設定を再設定する必要がある。
そもそも、こうなるのを防ぐにはどうすればいいのだろうか。いずれにせよ、誰かが悪ふざけのつもりで(あるいは、これを脆弱性として利用し、より悪意のある行為に及ぶハッカーの可能性もある)、この名称でパスワードなしのWi-Fiホットスポットを設定することを、阻止するのはほぼ不可能だ。
問題のあるホットスポットに自動接続してしまわないよう、「設定」>「Wi-Fi」にアクセスして、「インターネット共有へ自動接続」の項目が「接続を確認」または「しない」に設定されていることを確認しておこう。
また、筆者が確認したところ、この問題は「Android」デバイスのユーザーには影響がないようだ。いくつかの携帯機器で試してみたが、いずれも問題なく接続できた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。