[Review] Xiaomi Pad 5 is simple, high -performance and high quality!Recommended for the price Android tablet!
GAPSIS編集部2021年11月24日Xiaomi Japan(シャオミ)が日本市場で10月にリリースしたAndroidタブレット「Xiaomi Pad 5」の実機レポートをお届けします(発表時の記事はこちら)。本記事でレビューする実機は編集部でお借りした端末で、約3週間に渡って試用した上でのレポート記事となります。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」本体とパッケージ>
また、Xiaomi Pad 5は日本市場ではストレージ容量が128GBのモデルと256GBのモデルがラインナップされ、前者は発売済みですが、256GBモデルは11月26日に発売予定となっています。カラーバリエーションはパールホワイトとコズミックグレーの2色で、今回レビューする実機は128GBモデルのコズミックグレーです。
その中でXiaomi Pad 5は、Snapdragon 860の恩恵による快適な基本パフォーマンス、オーソドックスなスレート形状のボディ、価格がポイントです。映像入出力に関する外部機器との連携要素が不要でタブレット単体での利用が中心の方に向いた製品です。
General commentary
Snapdragon 8xxシリーズを搭載し、シンプルなスレート形状のボディのAndroidタブレットが現状では他に存在しないので、Xiaomi Pad 5は直接的なライバル不在の市場に投入されたことになります。その上、Xiaomi Pad 5はお世辞抜きで良く出来たAndroidタブレットです。3週間ほど日常的に使いましたが不満点はほとんど見つかりませんでした。正直に言えば、感想は一言、「普通に良い」に尽きます。スマホの「Pixel」シリーズ、以前でいえば「Nexus」シリーズのようなシンプルさで、デザインもシステムも高品質です。仮に実機を触らずに購入しても問題は生じないだろうと思います。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」は非常にオーソドックスな形状で、高品質かつシンプルなデザイン>
Xiaomi Pad 5の外観デザインは、フロントとサイドは「iPad Pro」や「iPad Air」、Lenovo Tab P11 Proとよく似ていますが、背面は異なります。サラッとした仕上がりで非常に綺麗でカッコ良く、全体的に質感の高い優れたデザインです。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」のフロントデザイン>
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」の背面は非常に手触りの良い、サラサラした質感>
ただ、Xiaomi Pad 5の背面はサラッとした質感にも関わらず、皮脂が付着すると比較的目立ちます。掲載写真はしっかりと拭き取ってあるので綺麗ですが、ケースを装着せずに使うと1日、2日で背面はベタベタとした皮脂でテカった状態になってしまうと思います。海外だとあまり気にしない人が多いと思いますが、日本人は私も含めて結構気にする人が多いと思うので、ケースを装着した方がいいと思います。一方で側面のメタルフレーム部分は指紋も皮脂も残らないというか、全くと言っていいほど目立ちません。故意にベタベタ触っても綺麗な見た目のままです。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」の左側面には電源ボタン、スピーカー、マイク穴>
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」の右側面にはスピーカー、マイク穴、USB Type-C端子>
ボタンは左側面に電源ボタン、天面の左側にボリュームボタン、端子は右側面にUSB Type-C、底面に純正キーボードケース接続用のポゴ端子が搭載されていますが、現時点では日本では純正キーボードケースは発売されていません。個人的にはキーボードケースを求めていますが、グローバルで共通仕様でいける「Xiaomi Smart Pen」と違い、キーボードはJIS配列の製品を別途設計/製造しなければならないので営業的に難しい判断になるのかもしれませんね。Xiaomi Pad 5が大ヒットしたらリリースされる可能性があるかもしれないので期待したいところです。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」の天面にはボリュームキー、マイク穴、「Xiaomi Smart Pen」用のマグネットエリア>
本体のサイズは約254.69 x 166.25 x 6.85mm、重さ約511gで、displayのサイズは約11インチです。ベゼル(額縁部分)は実測で約8mm。あまりに細いと指が意図せずdisplayに触れて誤操作の元になります。逆に、太いと野暮ったくなりますし、適度な幅だと思います。少なくとも試用中に誤操作が生じるシーンは無かった気がします。
Xiaomi Pad 5のdisplayは約11インチサイズで、解像度が2,560 x 1,600ドット(275ppi)、最大輝度500nit、10億色以上、DCI-P3サポート、リフレッシュレート120Hz対応、「Dolby Vision」対応の液晶displayです。最近のスマホは生産段階で保護フィルムが貼られている製品も多いですが、Xiaomi Pad 5はフィルムは未貼付です。
<▲写真:「Xiaomi Pad 5」のdisplayは11インチ、2,560 x 1,600ドット>
なお、Xiaomi Pad 5のdisplayは有機ELではなく液晶なので屋外での視認性が気になりましたが、全く問題ありませんでした。デフォルトでは明るさの自動調整機能がオンになっているので、その状態で晴天時の屋外に出ると自動的に明るさが最大設定になります。明るさの設定を自動調整させずマニュアルで運用する方の場合は「サンライトモード」という機能をオンにすれば、屋外など周辺光が強い場合のみ明るさを自動調整してくれるので便利です。「サンライトモード」もオフにする場合は、晴天の屋外ではマニュアルで最大の明るさに設定すれば問題なく視認できると思います。
sound
Xiaomi Pad 5には4つのスピーカーが搭載されています。端末を縦向きにしても横向きにしても使えるようになっていて、「Dolby Atmos」対応のサラウンドsoundを体験できます。
むしろリアcameraよりも意外とフロントcameraが役立つ印象です。「Zoom」や「Teams」などでのオンライン会議、ビデオチャットなどで使いやすいと思います。フロントcameraのレンズはF値2.05で、スペック上は普通の明るさのレンズですが、結構優秀で明るく綺麗に撮れます。本格的な自撮りはスマホの方が良いと思いますが、Zoom/Teamsなどのオンライン会議での使用に限って言えば、顔写りは多くのノートPCよりもXiaomi Pad 5の方が良いかもしれません。
System, application, processing speed
Xiaomi Pad 5に搭載されているOSはAndroid 11ベースの「MIUI 12.5」で、筆者がレビューしている端末ではアップデートして「MIUI 12.5.11」になっています。
処理速度、基本的なパフォーマンスについては、Xiaomi Pad 5はハイエンド向けチップセットのQualcomm Snapdragon 860を搭載し、メモリも6GBあるので快適です。「Chrome」でのウェブサイト閲覧、Twitter、Facebook、Instagram、LINEなどのSNSの利用、YouTubeやNetflix、Huluなどの動画視聴も含めて一般的な用途でパフォーマンス不足を感じることはなく、スムースに動きます。動画視聴に関しては、Xiaomi Pad 5は「Widevine」の「L1」に対応しているので、動画配信サービスでの高画質視聴も問題ありません。
基本的には冒頭のGeneral commentaryで述べたように大きな不満点のない製品ですが、購入の際に注意しておいた方がいい点は、GPSを利用できない点、指紋認証センサーを搭載していない点、3.5mmオーディオ端子がないという点でしょうか。3.5mmオーディオコネクタを使った有線イヤホン/ヘッドホンを利用する場合には、別途市販のUSB Type-C to 3.5mm変換ケーブル/アダプタが必要になるので注意が必要です。
How to buy Xiaomi Pad 5 cheaply?
Xiaomi Pad 5 sales channels, prices, etc.
Xiaomi Pad 5は6GB/128GBモデルが10月21日に発売、6GB/256GBモデルは11月26日に登場する予定です。
シャオミの公式通販サイト、Amazon.co.jp、格安SIM各社、家電量販店等、販売チャネルは幅広いですが、通販/量販店での価格は128GBモデルが43,780円(税込、以下同)、256GBモデルが54,780円です。一方、格安SIMの場合は若干安価です。「OCN モバイル ONE」では、Xiaomiの5G対応スマホ「Mi 11 Lite 5G」とXiaomi Pad 5(128GBモデル)のセット商品を57,000円で販売中です。また、IIJmioが128GBモデルを端末単品で39,800円で販売しているので、そちらも要チェックかもしれません。