筆者は筋金入りの「テレビっ子」。ジャンル問わずいろんな番組を視聴していますが、家族と観たい番組が合致するとは限りません。
というわけで、さまざまなデバイスで録り溜めたテレビ番組を視聴できる、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne NS-N100」を今回試してみました。すでに製品が発売されてからかなりの期間が経過しているので、総合的なレビューではなく、セットアップで苦労したことや、使い勝手を中心にレビューいたします。
バッファロー「nasne NS-N100」。販売価格は2万9800円
バッファロー版はSIE版より細かいながら着実に進化
nasne NS-N100は、2TBのHDDを内蔵したネットワークレコーダー&メディアストレージ。地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル放送に対応しており、ネットワークに接続することで、iOS/Androidのスマートフォンやタブレット、PC、PlayStation 4などから番組を視聴可能。PlayStation 5用アプリケーションは2021年末に配信される予定です。
nasneはもともと、2012年にソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント 、以下SIE)から発売した製品ですが、バッファロー版はSIE版より着実に進化しています。
内蔵ストレージの容量、外付けストレージの容量が増えたのが目玉ですが、個人的に嬉しかったのがポータブルHDD/SSDへの対応。電源必須の外付けストレージはケーブルが煩雑になりますので、USBケーブル1本で接続できるポータブルHDD/SSDを使えるのは◎です。
BUFFALO製 nasne(NS-N100) | SIE製 nasne(CECH-ZNR1J、CECH-ZNR2J、CUHJ-15004) | |
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内蔵ストレージ容量 | 2TB | 1TB |
外付けストレージ対応 最大容量 | 6TB | 2TB |
外付けストレージの対応ファイルシステム | XFS※本製品の搭載機能でフォーマット可能 | FAT32 |
ファン設計 | 静音ファン | ファンレス |
ファイル共有方式 | SMB 2.0※Windows10搭載PCのデフォルト設定で利用可能 | SMB 1.0 |
基本デザインはSIE版を踏襲しつつ中身は新設計
nasne NS-N100のサイズは44.5(W)×187(D)×135(H)mm。基本的なデザインはSIE版を踏襲していますが、B-CASカードがmini B-CASカードに変更されたり、LAN端子と外付けハードディスク用のUSB端子の位置が入れ替わるなど、細かな変更が加えられています。
実は、LAN端子とUSB端子の位置が変更されたことは個人的にはちょっと困る部分もありましたが、中身のハードウェアが新規に設計されているので仕方ないです。
左側面
右側面
前面には電源ランプ、RECランプ、IPステータスランプ、HDDアクセスランプ、背面には電源ボタン、IP RESETボタン、LAN端子、USB端子、アンテナ出力端子、アンテナ入力端子、電源端子を備える
底面にはMACアドレス、ファイルサーバー名などが記載
パッケージには、本体、ACアダプター、アンテナケーブル(1.5m)、LANケーブル(1m)、クイックスタートガイド、mini B-CASカードが同梱