2022年1月31日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子が独走している折りたたみスマートフォン市場で中国メーカーの攻勢が強まっており、サムスンのシェアが減少するとの予想も出ている」と伝えた。記事によると、ファーウェイは最近、折りたたみスマホ「P50 Pocket」を欧州で発売した。価格は1299ユーロ(約16万7000円)でサムスンの「Galaxy Z Flip 3」(約10万7000円)を上回る上、米国の制裁によりアンドロイドOSは使用できず、ロング・ターム・エボリューションスマホのみの発売となる。そのため「世界市場における影響力は微々たるもの」との見方がほとんどだという。一方で、記事が警戒しているのはオッポやシャオミなどファーウェイの空いた席を狙う中国メーカー。東南アジアや欧州、インドなどでサムスンを猛追しており、今後続々と折りたたみスマホを発売するとみられている。特に中国で大ヒットしたオッポ初の折りたたみスマホ「「Find N」は、価格が「Galaxy Z Flip 3」の半分ほどであるにもかかわらず、耐久性や完成度の面で世界から高く評価されているという。シャオミも、昨年発売した初の折りたたみスマホは中国国内用だったが、現在準備中の新製品は海外向けに発売する可能性が高いとされている。シャオミの強みは安価な価格と知名度で、昨年4~6月期の欧州市場ではサムスンを抑えて1位になるほどブランドバリューが高いという。香港の市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、シャオミは昨年に1億9040万台のスマホを出荷し、前年同期比31%成長して世界3位となった。サムスンと米アップルはそれぞれ2億7070万台、2億3790万台で、成長率は6%、18%だったという。これに韓国のネットユーザーからは「韓国からの技術流出が深刻だ」「韓国の技術を中国に流出させる人たちにもっと重い罰を与えてほしい」と批判する声や、「中国のスマホはタダでも使いたくない」「韓国に中国のスマホを買う人はいないだろうな」「シャオミはまだ分からないけど、少なくともファーウェイの折りたたみスマホはサムスンの足元にも及ばない」「この記事は中国からお金をもらって書いたのか?」など反発の声が多数上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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