前回のあらすじ。記事内の設定では、まだイベントが開催されていない時期にもかかわらず、それとなく記事の文章で「ピカチュウ大量発生チュウ」と「ポケモンGOフェスト」の催促をする編集安川。掲載される頃にはどうせ行っているだろうから、記事を目にしたライター岡安は「はやく原稿を書かなければ」と焦るに違いない。そう考えた末の妙手である。はたして、狙い通りにいくのだろうか。そして、たくさんアンノーンを捕まえてきてくれるのだろうか。
岡安:8月6~12日に開催された「Pokémon GO Fest Yokohama 2019(ポケモンGOフェスト)」に行ってきました。
安川:で、今年の「ポケモンGOフェスト」はどうだったんですか?
岡安:盛況でしたよ。一昨年開催された「ポケモンGOフェスト」は、誰でも参加できたので大変な混雑具合でしたが、今年は抽選で人数制限をしていたにもかかわらず、かなりの来場者数でした。
安川:『ポケモンGO』のトレーナーはたくさんいますからね。参加するためのチケットは、もはやプラチナチケット状態でした。私を含め、周囲で当選している人はほとんどいなかった気がします。
岡安:もっと参加できる数を増やして多くの人に体験してほしいところですけど、人数制限をした状態でも相当な混み具合だったので、これ以上増やしてしまうと混乱を引き起こしかねません。難しいところです。
安川:そうですよね。これ以上参加者を増やすのであれば、会場をもっと広くするか、期間を1カ月くらいに延長するしかないでしょう。どちらも現実的ではないなあ。
目玉は日本初出現の「おんぷポケモン」
安川:では早速、岡安さんが捕まえてきたポケモンを拝見しましょう。
岡安:審査員感がすごいですね。まぁいいですけど。今回の「ポケモンGOフェスト」の目玉は、日本初登場のペラップです。インドネシアなどに出現する地域限定ポケモンで、顔が8分音符になっててかわいいんですよ。
安川:おお! さっそく交換してください。それと、「イベントといえばアンノーン」らしいじゃないですか。毎回出現する文字が違うのだとか?
岡安:そうです。今回は「WAKE UP!」の7文字でした。そのうち、たしか日本のイベントで初出なのが、「P」と「W」です。ただ、昨年、横須賀で開催された「サファリゾーン」に比べると、アンノーンの出現数が少なかった気がしますね。「P」と「W」はそれぞれ3匹くらいしか捕獲できませんでした。
安川:そうだったんですか。レア感増しますね。交換してください。ほかには何か出たんですか。
岡安:そこそこレアなポケモンが多く出現していました。アブソルとかラプラス、トゲチック、パールル、ミツハニーあたりでしょうか。「色違いキャラ」ではニューラ、ニョロモ、ユキワラシがたくさん出ていましたね。残念ながら色違いはニューラしか捕まえられませんでしたが。それと、おもしろいポケモンとしては、「ポワルンのゆきぐものすがた」がいましたよ。
安川:お、「捕まえたときの天候」で姿が変わるヤツですね。
岡安:そうです、東北、北陸、北海道など雪国の人たちにとっては珍しくないかもしれませんが、雪がほとんど降らない地方の人にはだいぶレアでしょう。
安川:いいじゃないですか。とりあえず全部交換してくださいよ。ただ、「なぜこの夏真っ盛りの時期にゆきぐものすがた?」という感じはしますね。
岡安:花飾りのピカチュウとイーブイもいましたよ。
安川:お、それは夏っぽい。
ひと足早くジラーチのスペシャルリサーチに挑戦
岡安:また、捕獲するものではないですが、ジラーチのスペシャルリサーチに挑戦できました。
安川:ジラーチのスペシャルリサーチは、8月21日に開放されましたけど「ポケモンGOフェスト」に参加した人は、ひと足早くチャレンジできたわけですか。
岡安:そうですね。リサーチの内容もこないだ一般公開されたものと違って、「ポケモンGOフェスト」内で完結できる感じでした。
安川:ということは、岡安さんは、今やっているスペシャルリサーチをクリアすると、2匹目のジラーチがもらえるってことですか?
岡安:幻のポケモンは1匹しかもらえないし、交換もできないので、たぶん2匹めは無理でしょうね。タスクの「ゴニョニョの捕獲」に手間取っていて、まだクリアしていないんですが、噂によるとジラーチのアメがそこそこもらえるらしいです。
安川:え、交換できないんですか? じゃあ私の分は?
岡安:だから自分で挑戦してくださいって。
安川:それにしても、「ポケモンGOフェスト」は楽しそうでいいですね。次回は当選するといいなぁ。
岡安:当選しなかった人も、現地に行けばそれなりに楽しめるようにはなっていましたよ。撮影ポイントがいくつもありましたし。また、毎年開催している「ピカチュウ大量発生チュウ」も同時にやっていたので、パレードやステージを見て、ポケモン尽くしの1日でしたね。
安川:たしかにそれは楽しそう。ですが、やっぱり当選した人がレアなポケモンをガシガシ捕獲している横で、いつも通りの『ポケモンGO』をプレイするのは、ちょっと辛い気がします。まあでもフラッと立ち寄れる場所で開催されてるのは、恵まれているでしょうね。
岡安:どうしても体験したいのであれば、10月3~6日に台湾の新北市で開催されるサファリゾーンに行ってみてはどうですか。これは抽選参加ではないらしいので、渡航費さえ用意できれば、参加できますよ。
安川:まじっすか。うーん、マイナビニュースの記事だし、経費で渡航費と滞在費出ないかな。とりあえず、編集長に相談してみよう。
岡安:ポケモンGOの公式サイトのアップデートの情報によると、ヘラクロスとアンノーンの「R」が出るみたいです。ヘラクロスは南米に出現する地域限定ポケモンなので、なかなか持っている人はいないですよ。まあ、私はシカゴのイベントで出現したときに捕まえましたけど。
安川:うーん、ポケモンGOだけで出張するのは弱いかなぁ。何か、eスポーツイベントも開催していないかな。なんならPC関連の企業の取材ってことにしてしまうか。タピオカの取材……は、さすがに無理だろうし。
岡安:安川さん? 聞いてます?
安川:うーん……。PC関連企業のタピオカ事業が……。うーん。
岡安:安川さん!?
安川:……はっ、ではまた次回!